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1.「よりよくわかる」までの過程 2.「わからない」から「わかった」とは 新聞の方が雑誌よりいい。街中より海岸の方が場所としていい。最初は 歩くより走る方がいい。何度もトライしなくはならないだろう。ちょっとした コツがいるが、つかむのは易しい。小さな子どもでも楽しめる。一度成功 すると面倒は少ない。鳥が近づきすぎることはめったにない。ただ、雨は すぐしみ込む。多すぎる人がこれをいっせいにやると面倒がおきうる。ひ とつについてかなりのスペースがいる。面倒がなければ、のどかなもの である。石はアンカーがわりに使える。ゆるんでものがとれたりすると、そ れで終わりである。 一読:言葉としては「わかる」と思いますが、何の話かはよく「わからない」ですよね。「文章や文において、その部分間に関連がつかない」からです。 ↓文脈「凧(たこ)」 再読:「部分間に関連」がついたため、「わかった」という状態になります。 3.「わかった(つもり)」から「よりよくわかる」とは 男は鏡の前に立ち、髪をとかした。剃り残しはないかと丹念に顔をチェックし、 地味なネクタイを締めた。朝食の席で新聞を丹念に読み、コーヒーを飲みな がら妻と洗濯機を買うかどうかについて議論した。それから、何本か電話をか けた。家を出ながら、子どもたちは夏のキャンプにまた行きたがるだろうなと 考えた。車が動かなかったので、降りてドアをバタンと閉め、腹立たしい気分 でバス停にむかって歩いた。今や彼は遅れていた。 一読:「わからない」ところもありませんね。「部分間に(一応の)関連」がついた状態です。 ↓文脈「失業者」 再読:「部分間の関連が、以前より、より緊密なもの」になりましたね。 これが「よりよくわかった」という状態です。 4.まとめ ①「わからない」…「文章や文において、その部分間に関連がつかない」と生じる状態。 ②「わかった(つもり)」…「部分間に(一応の)関連がついた」状態。 ③「よりよくわかる」…「部分間の関連が、以前より、より緊密なもの」になった状態。
●ではどうやって「部分間の関連」をつけるのか? 「部分間の関連をつけるために、必ずしも文中に記述のないことがらに関する知識をまた読み手が作り上げた想定・仮定を、私たちは持ち出してきて使っているのです。」 ※必ずしも文中に記述のないことがらに関する知識 = スキーマ 読み手が作り上げた想定・仮定 = 文脈 「部分間の関連」を「より緊密なもの」にするために、部分間のスキマをスキーマで埋めている。スキーマを使うためには文脈を決める必要がある。 ※文 脈 = 「凧」の話、「失業者」の話ということ。 スキーマ = 「凧」に関する知識、「失業者」に関する知識。 参考文献:西林克彦『わかったつもり 読解力が つかない本当の原因』(2005・光文社新書) 本読んだときに「よりよくわかる」状態にするには「部分間の関連」を向上させる ことが重要になってくるんですNE!上記は先日のゼミ合宿のときに院生の方が レジュメにしてまとめてくれたくれたものです。とても参考になったのでブログでも あげることにしましたwちょっと分かりにくかったところは自分で手直ししてありま すが、ほとんどレジュメ通りの内容になっています! 長い長い文を読んでくださりありがとうございました。 みなさんも↑を参考にして、勉強に励んでくださいヾ(゜ー゜ゞ)( 尸ー゜)尸 PR コメントを投稿する
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